うちのレモンユーカリ|新芽が枯れて元気がない時の対策

我が家の鉢植えのレモンユーカリ、春まではとっても調子が良かったんです。
ところが、よく聞く「夏までにぐんぐん伸びる」あの成長スパートが、どうも来ない。
春に勢いよく出た新芽が、いくつか枯れてしまったのも気になっていました。
これはちょっと、土と肥料を見直したほうがいいかもしれない。
そう思って、レモンユーカリ(=オージープランツ)の用土と施肥について調べてみました。
今回はそのまとめと、わが家の鉢で起きていることの話です。
レモンユーカリが好む土は「水はけ・養分少なめ・弱酸性」
まず大前提として、レモンユーカリのようなオージープランツ(オーストラリア原産の植物)は、水はけがよくて、養分が少なめの土を好みます。
これは、もともと痩せた土地で育ってきた植物だからです。
なので、配合のポイントは、
- 砂質の土や、軽石・パーライトなど排水性の高い鉱物を多めに
- 弱酸性(pH調整済みだと安心)
このあたりになります。
ここで一つ落とし穴なのが、ホームセンターでよく売られている「栄養たっぷりの培養土」は、むしろ不向きだということ。
養分が多すぎるうえに、保水力が高すぎて、根が常に湿った状態になりやすいんですね。
最近は「オージープランツの土」という専用の培養土も市販されているので、迷ったらそれを使うのが手堅いです。


肥料は「リン酸」に要注意
次に肥料。
オージープランツは痩せた土地育ちなので、そもそもたくさんの肥料を必要としません。
そして、いちばん気をつけたいのがリン酸(P)です。
特にヤマモガシ科のバンクシアやグレビレアは、「クラスター根(プロテオイド根)」という、痩せた土のわずかなリン酸を効率よく吸う根を持っています。
そのため、リン酸の多い肥料を与えると、かえって肥料やけを起こして根を傷めてしまうのです。
ユーカリ(コリンビア)はこの仲間よりは少し寛容とされますが、「痩せた土・水はけ・リン酸控えめ」という基本は同じと考えておくのが安全です。
具体的には、
- リン酸が入っていない、もしくは限りなく少ない肥料を選ぶ(例:チッソ9・リンサン2・カリ9 のような低リン酸の緩効性肥料)
- 与えるなら春と秋に少量だけ
- 植え替え・植えつけのときは、肥料の入っていない培養土を使う
「オージープランツ用肥料(低リン酸)」として売られているものもあるので、普通の肥料を足す前に、まずそちらを検討するのがよさそうです。
わが家の鉢で起きていること
さて、ここで自分の鉢の話に戻ります。
わが家のレモンユーカリは、昨年7月に3号苗(直径9cmほど)で迎えました。

そして植え替えのとき、直径30cm——号数でいうと10号の鉢に、オージープランツの土で植えつけました。
じつはこのとき、「急に大きすぎる鉢に植え替えるのはよくない」という記述を、ネットでちらっと見かけてはいたんです。
でも、大きく育ってほしい気持ちが勝って、えいやと一気に大きくしてしまいました。
今思えば、これがつまずきの始まりでした。

3号から10号へ、7号分のジャンプです。
小さな苗の根は、まだ鉢いっぱいには張れていません。
なのに土だけたっぷりあると、その土が抱えた水を根が吸いきれず、いつまでも湿ったまま——つまり、蒸れやすくなってしまうのです。
その後の経過はこうでした。冬に葉が茶色くなり(これは寒さに弱いレモンユーカリではよくある反応のようです)、春先に新芽がたくさん出て、ほっとしたのもつかの間。
6月の今、その新芽がいくつか枯れてしまいました。
そして水やりをすると、どうも土がいつまでも湿っている気がする。
調べてみて、ハッとしました。
根腐れが起きると、新芽を残して古い葉を落としたり、重度になると新芽や枝の先から枯れたりするのだそうです。
……まさに、わが家の症状です。
レモンユーカリは水切れもしやすく、その場合も葉先から枯れ込むので、症状だけだと「水切れ」か「根腐れ・蒸れ」か紛らわしいのですが、土がいつまでも湿っているとなると、やはり水はけの悪さ=蒸れ・根腐れを疑うのが自然だと思いました。
「元気がない=肥料」ではなかった

↑水やりして3日は経っているのに、蒸れて生あたたかくなっている土。
正直に言うと、最初は「元気がなさそうだから、オージープランツの肥料をあげようかな」と思っていました。
でも、調べてみて考えを改めました。
蒸れて根が弱っているところに肥料を足すのは、逆効果になりかねません。傷んだ根に肥料やけが重なってしまうからです。
つまり、足すより先に、整える。
順番としては、
- まず水はけと根の状態を整える(蒸れを解消する)
- 株が回復して、健康な新芽が動き出してから
- 涼しくなった秋に、低リン酸の肥料を少量
という流れが正解のようです。
具体的にやろうと思っているのは、
- まずは水やりの見直し。
- 土がしっかり乾いてから与えて、過湿の状態を断つ(割り箸を挿して、中まで乾いているか確認)
- 日当たりと風通しのよい場所に置いて、大きな土の塊を早く乾かす
- 受け皿に水を溜めっぱなしにしない/鉢を少し浮かせて鉢底の通気をよくする
- 肥料はあげない(弱った根に肥料は逆効果)
そして本格的な対処は、涼しくなる秋に。
わが家の場合は鉢が大きすぎるのが原因なので、次は欲張らず、根に見合ったサイズの鉢と、水はけを重視した配合に植え替えるつもりです。
ただしレモンユーカリは根いじりを嫌うので、根鉢は崩さず、そっと。
肥料は、そのあと。株が元気を取り戻してから、秋にようすを見ながら少しだけ。
まとめ

レモンユーカリの土と肥料、調べてわかったキーワードは3つでした。
「痩せた土」「水はけ」「リン酸控えめ」。
そして、わが家の鉢から学んだことがもう一つ。
元気がないときほど、何かを足したくなるけれど、まずは環境を整えるほうが先、ということ。
蒸れを解消して、根がのびのびできるようにしてあげる。
成長スパートが戻ってくるか、しばらく観察してみます。
私の失敗が誰かの役に立てたら嬉しいです。
経過はまた報告します。
(※育て方には個体差・環境差があります。お住まいの気候や鉢の状態に合わせて加減してください。植え替えのタイミングや肥料の量は、無理せず控えめからが安心です。)
