レモンユーカリの精油とは?成分・製法・使われ方をまとめてみた
レモンユーカリが虫除けとして話題になるとき、
よく出てくるのが「精油」という言葉です。
でも、精油って何なのか、
ちゃんと説明されている記事は意外と少ない気がします。
この記事では、
レモンユーカリの精油とはどんなものか、
どうやって作られるのか、
どんな成分が含まれているのかを、
私なりに整理してみたいと思います。
なお、この記事では「虫除けに効く」といった
効果効能については書いていません。
日本では植物由来の香り成分は雑貨扱いのため、
法律上そのような表現ができないからです。
その代わりに、成分の特徴と使われ方の背景を
できるだけ正確に整理しています。
精油とは何か
精油(エッセンシャルオイル)とは、
植物の葉・花・果皮・樹皮などから抽出した、
香り成分の濃縮液です。
レモンユーカリの場合は、葉から抽出します。
抽出方法として最も一般的なのが、水蒸気蒸留法です。

こうして得られるのが、植物そのものの香り成分をぎゅっと凝縮した「精油」です。
レモンユーカリ精油の主成分・シトロネラール
レモンユーカリの精油に最も多く含まれる香り成分が、
シトロネラール(citronellal)です。
シトロネラールの分子構造(参考図)
※成分のイメージを示したものです

- 化学式:C10H18O
- 特徴:レモンのような爽やかな香り。比較的揮発しやすい性質をもつ成分です。香りは立ちやすい一方で、長時間続くタイプではありません。
- 含有植物:シトロネラ、レモングラス、レモンユーカリなど
シトロネラールは、レモンユーカリだけに含まれる成分ではありません。
ただ、レモンユーカリはその含有率が特に高い植物として知られています。
世界各地で使われてきた香りのある植物
シトロネラールという成分名がつけられるずっと前から、
この香りをもつ植物は世界各地の暮らしの中に取り入れられてきました。
オーストラリア|レモンユーカリと先住民の暮らし
オーストラリアでは、レモンユーカリをはじめとする香りの強いユーカリの葉が、
先住民アボリジニの暮らしの中で使われてきた記録があります。
葉を焚いて煙を出したり、
乾燥させた葉を身のまわりに置いたりするなど、
強い香りを生活環境に取り入れる工夫が見られます。
東南アジア|シトロネラ草と生活の中の香り
東南アジアでは、シトロネラ草(レモングラスの近縁種)が
古くから身近な植物として使われてきました。
家の周囲に植えたり、
刈り取った葉を束ねて置いたりと、
香りのある植物を生活空間に取り入れる文化が見られます。
ヨーロッパ|香料・ハーブとしての利用
東南アジアでは、シトロネラ草(レモングラスの近縁種)が
古くから身近な植物として使われてきました。
家の周囲に植えたり、
刈り取った葉を束ねて置いたりと、
香りのある植物を生活空間に取り入れる文化が見られます。
精油タイプの特徴:精油そのものを使うということ
精油をそのまま使った商品の特徴は、
植物そのものの香りが生きていることです。
加工や精製をほとんど経ていないため、
シトロネラールをはじめとする香り成分が
自然な形で含まれています。
ただ、揮発しやすい成分が多いため、
香りは広がりやすい一方で、長時間残りにくいという性質があります。
アロマスプレー、ディフューザー、精油単体など、
さまざまな形で楽しまれているのが精油タイプです。
精油を使った商品を探している方へ
楽天市場で購入できる、レモンユーカリ精油を使った商品をまとめています。
精油単体から、スプレーやパッチタイプまで、さまざまな種類があります。
精油とは違う成分・PMDについて
レモンユーカリには、精油とは別に
PMD(p-メンタン-3,8-ジオール)という成分があります。
PMDは精油をさらに加工・精製して作られる成分で、
海外では精油とは異なる位置づけで扱われています。
